2025/8/5 ゴルディオン(トルコ)
本日はアンカラから日帰りで世界遺産の『ゴルディオン』に行きます。
ゴルディオンは古代アナトリアで栄えたフリギア王国の都で2023年に世界遺産に登録された比較的新しい世界遺産です。
結構色々な逸話がある場所で、たとえば有名な児童文学の「王様の耳はロバの耳」の王様はゴルディオンのミダス王がモデルです。
またミダス王は触れる物を全て黄金に変える力を手に入れた結果、破滅したという有名な寓話のモデルとなった人物でもあります。
東方遠征を行ったアレクサンドロスはこの都市に立ち寄り、いわゆる「ゴルディオンの結び目」の伝説を残しました。
「この結び目を解くことができたものこそ、このアジアの王になるであろう」と予言されていた紐をアレクサンドロスは剣で一刀両断に断ち切り、予言通りアジアの支配者になりました。
そんなゴルディオンに行くにはまずアンカラからポラトルという町に行く必要があります。
ポラトルへはバスでも電車でも行けますが私は電車で行くので朝からまずアンカラの駅まで向かいます。アタトゥルクさんの銅像などを見ながら駅へ


アンカラ~ポラトル間の電車は私が行った時は1日に5往復ありました。
ポラトルへ到着し、お昼ご飯を食べてからゴルディオンへ行くためタクシーを探します。ポラトル~ゴルディオンは公共交通機関が無いのでタクシーを使うしかありません。


タクシーでいくらかかるかは全く情報が無かったので見つけたタクシー運転手に聞いてみたのですがメータータクシーで大体片道600TLだと。
実際彼の言う通り、メーターで行き600TL、帰り605TLとほぼほぼ聞いていた通りでした。ちなみに地球の歩き方では往復2000TLと書いてありました。これはおそらく往復でチャーターした場合の相場かもしれません。
タクシーでゴルディオンミュージアムまで行き、まずはミュージアムを見ます。















続いてミュージアムの正面にあるミダス王の墓へ。入場料金はミュージアムとミダス王の墓が共通料金で3ユーロ(142TL)。






ミュージアムとミダス王の墓を見終わった後は今も発掘が続いているゴルディオン遺跡へ向かいます。
結構距離があって片道2kmくらい。暑い中だったので結構きつかった。











ゴルディオン遺跡の観光を終えたらまた2kmほど歩いてミュージアムに戻ります。
帰りも公共交通機関が全く無いので帰りの足も確保しておかなければいけません。
私は行きをメータータクシーで来て運転手が名刺をくれたので、ミュージアムのスタッフの人にお願いして電話で行きと同じ運転手を呼んで貰いました。
帰りもタクシーで駅に戻り、電車でアンカラに帰って本日の観光は終了。
ゴルディオンは登録されたばかりの世界遺産でまだまだ発掘も続いている途中ということで観光客も少ないですが、色々ロマンのある逸話が魅力的な遺跡です。
タクシーを使わないと行けないのでアクセスが悪くお金もかかりますが、アンカラから日帰り圏内というのは日程的には組み込みやすいと思いますので、興味のある方は是非行ってみてください。
本日の出費
ホテル 970TL 3522円
ランチ(ケバブ) 250TL 905円
ゴルディオン入場料 142TL 515円
ポラトルまで電車往復 250TL 907円
ゴルディオンまでタクシー往復 1205TL 4373円
スーパー(ポテチ、チョコ、エナドリ、コーラ、さくらんぼジュース) 192TL 697円
アンカラ滞在時の市内交通5回 155TL 561円


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