2006/12/9
夜行でまずはアンタキアへ。昨日のツアーで一緒だったオーストラリア人女性と一緒だったので心強い。
アンタキアに朝8時に着いたがバスは12時なので4時間待つ。トルコリラは全部使いきっていたのでひもじい。
結局バスが出発したのが13時。しかも国境が混んでるためかこの休憩で3時間くらい待たされる。
スムーズに行けば3時間で着くのに休憩だけで3時間ってどういうことだw。
結局国境を超えたのは暗くなってから。さらにその後「このバスはダマスカス行きだからアレッポまではタクシーで行け」とか言われる。
マジふざけんなよ。こっちはアレッポまでのバスチケット持ってるんだぞ。
チケットにアレッポって書いてあるだろ。これはどういうことだ。
と問い詰めまくったら結局バス会社が200シリアポンド渡してきたのでプラス自腹で2ドル払ってその場にいたアレッポに行く旅行者3人とシェアしてタクシーでアレッポへ。
カッパドキアのバスからずっと一緒だったオーストラリア人女性はダマスカスへ行くのでここで別れる。
結局アレッポに着いたのは夜10時。本当は明るいうちに着くはずだったのに・・・。
でも治安は意外と良くて安心。歩き方にあったスプリングフラワーというホテルへ。
ここはタイのCH2以上に独房宿だったw。まあ500円くらいでシングルに泊まれるし情報ノートも充実してるからいいか。
宿にいた日本人二人と話す。彼らが吸っていた水タバコも体験。自分はタバコ吸わないけど水タバコはなかなかよかった。
ただ彼らは旅先でドラッグにハマってしまったようで大麻持って国境超えたとか日本でも栽培しているとか色々やばいこと言ってた。
「アヘンとかコカインとかはいけるけどLSDはさすがに怖いよねー」とか22才と23才が話していてなんなんだこの人たちは・・・と思った。
2006/12/10
今日はアレッポの街を観光。といっても正直グレートモスクとアレッポ城以外は特に見所もない。
この二つを見て翌日のパルミラ行バスターミナルを確認してから宿へ。宿で情報ノートを読んでからネットをやりに行く。


雨が降ってきたのでやむまで3時間ネットをする。1時間100シリアポンドとそこそこ高かったけどしょうがない。
それにしても中東なのに雨が降るというのがなんかイメージと違って意外だった。
2006/12/11
朝からパルミラへ。パルミラ行のバスの中で日本人のユウさんと知り合う。この人も世界一周中だがアジアだけで2年もかけた強者。インドに1年いたらしい。
あのインドに1年・・・。アフガニスタンにも行こうとしてたけどさすがにやめたといっていてさらに驚き。彼曰く「外務省危険情報の一番上以外は行ける」らしい。
パルミラへのバスはなんでもない所で降ろされて、しかも間違った道を教えられたので迷って困った。しかも地元の人も英語通じないし。
そんな時頼りになるのがユウさん。「大丈夫。車止めるから」と言って平然とヒッチハイクしてたのを見て「強いな・・・」と思った。
実はこの旅で初のヒッチハイク。イランでヒッチハイクしてた日本人が誘拐された事件があったので不安だったけど大丈夫だった。
ユウさんのおかげで目的のサンホテルに着く。部屋はバストイレ付きのダブルを一人で使って250シリアポンドとなかなか。
スプリングフラワーの部屋がアホみたいだw。でもシャワーを浴びてたら水になった。
夕飯はユウさんが米食べたいと言って歩き回ったのに付き合う。しかし米を食べられる店はなかった。結局チキンを食べる。
食事中に「日本に帰りたいと思ったことないですか?」って聞いてみたら「一度だけあるよ。インドでホモに襲われてやられた時・・・」とか言っててやっぱりレベル高かったこの人
2006/12/12
パルミラ遺跡を観光。一部を除いてタダなのが素晴らしい。砂漠の中にポッカリ浮かぶ遺跡というシチュエーションが素晴らしい。







でも遺跡内部のベル神殿は一般150シリアポンド、学生10シリアポンドのはずなのに500シリアポンドだとか抜かしてきやがった。いるんだよなたまにこういう奴が・・・。
見学後は宿に戻る。そしてホムスへ移動。ホムスに着いてから中心地までの行き方を地元の人に聞いたらなんとセルビスに一緒に乗ってくれてまで案内してくれた。
まあ最後に1ドルとか言われたけど10シリアポンド払ったら納得してくれたw。


でも宿は最悪。ここまで宿で嫌な思いをしたのは中国の桂林以来。ホットシャワーはないしトイレは臭いし蚊いるし。
サンホテルの情報ノートに「ホムスにはいい宿が無いからハマに泊まる方がいい」と書いてあったけどその通りだった。
2006/12/13
日帰りでクラックデシュバリエへ。ラピュタの巨神兵が暴れた城のモデルと噂される中世の城である。
それで期待して行ったのだがまあなかなかというレベル。正直ラピュタという単語が無ければ行かない人が多いと思うw。悪くはないんだけど。


そして帰ったらハーリドイブンアルワリードモスクを見学してから宿へ。いい加減シャワー浴びたい!
2006/12/14
早起きして電話局に行って日本のクレジットカード会社に電話。とりあえず不正請求のことを伝えて調査してもらうことに。あとは待つのみ。被害額は4万5000円。返ってこないかなー。
その後はレバノンへ。シリア出国の時に英語通じない係員とちょっと揉めるがレバノン入国自体は問題無し。1か月ビザを貰えた。
ベイルートは都会!バンコクやイスタンブール以上かもしれない。マック、ケンチキ、スタバ、HSBCなどなど西洋にあふれている。
ベイルートでは変なところに降ろされたのでやむなく5ドル払ってタクシーでタラルズニューホテルへ。
宿に着いたら情報ノートを読む。夕飯は3000レバノンポンドの種類豊富なサンドイッチを食べた。
宿でネットをしたらベイルートで前日テロがあったというニュースが。怖いな!w。どおりで街中に兵士とか戦車とかがいたわけだ。
2006/12/15
日帰りでビブロス観光。ビブロスへはトリポリ行のバスに乗って途中下車するのだがレバノンのバスはいちいち停留所などを教えてくれないから大変。
目的地近くになったら自分で運転手に伝えなきゃいけない。
それでも情報ノートを頼りになんとか降りて遺跡へ。




遺跡自体の見どころはそれほどでもないけど前に海、後ろに高層ビルというロケーションの遺跡は新鮮だった。
2006/12/16
早起きしてレバノン杉を観に行くことに。しかしトリポリに着いた後ブシャーレ行のバスを探すが見つからず。
地元の人に聞いたら違うバスを教えられなぜかベイルートまで戻ってきてしまう。
3回くらい「ブシャーレ?」って確認したのに・・・。やむなく再びトリポリまで引き返す。
今度はちゃんとブシャーレに着くが時間はすでに14時。ベイルートに帰る最終バスは15時なので普通に観光してたのでは間に合わない。
というわけで地元の人に「あそこがレバノン杉だよ」と指された場所を遠目から見ただけでベイルートに帰ることに。

まあトリポリまでヒッチハイクして帰るという方法もあるっちゃあるけど。
トリポリは外務省の危険情報で上から2番目の渡航中止勧告が出ている場所なのでそういう場所でヒッチハイクをするのは控えておいた。
しかし帰りのバスでも宿最寄りのバスターミナルであるシャールヘロウに行きたかったので「シャールヘロウ?」と何度も確認したのにタウラへ連れていかれ運転手と喧嘩。
レバノンは都会だけどサービスとかのソフト面は追いついてない気がするなー。
でも仲裁に入ってくれたお兄さんがベイルートに帰るということだったので車に乗せてもらってシャールヘロウに戻れた。
本当にいい人だ。てか結局ヒッチハイクしてしまったw。
1日中車に乗ってたのに結局杉は遠くからしか観れなかったけど途中の渓谷も景色が美しかったし虹も見られたからまあいいかな。
2006/12/17
情報ノートに書いてあった「1日でバールベックとアンジャルを観るルート」を決行。
まずはエアポートブリッジへ向かう。15分で着くはずが渋滞に巻き込まれて45分もかかる。そこからバールベック行に乗り換えて2時間後到着。
バールベックは遺跡は素晴らしかったけど入口で学生証出したのに学生料金で売ってくれず大揉め。「これはレバノン人料金だ」とか言われる。
こっちがアラビア語読めないと思って・・・。読めなくても学割料金ってことはわかるぞ!
気分は最悪。とりあえず「お前の名前を教えろ。ポリスと観光案内所職員にちくってやるから」と脅しておいたw。






その後はシュトゥーラまで行ってアンジャル行に乗り換え。しかし着いたら「これはセルビスじゃなくてタクシーだから20000レバノンポンドよこせ」と言われる。
タクシーにしても高すぎるのだが相乗りしていた兵士も同調していたから強く言えなかった。だって兵士怖いもんw。銃持ってるしw。



アンジャルの観光が終わったらベイルートへ帰る。しかしベイルートに着いてから宿近くまでのセルビスがなく3000レバノンポンド払ってタクシーで帰る。
帰り際に見たベカー高原に沈む夕陽は素晴らしかったけどやっぱレバノン好きになれんわw。
2006/12/18
今日はシリアへ帰る。相場ではバスで6ドルと聞いていたが今日はバスがないらしくタクシーで15ドル取られた。
ホントにバスなかったのかな・・・。周りの人もそう言ってたから仕方なく乗ったけどまたボラれたかな・・・。
国境越えはすんなり。一回シリアを出国したのでトルコで取ったシリアビザは効力が無くなっている。
だからシリア再入国の際にトランジットビザを貰わなければいけなかったのだけどそれも問題無く貰えた。
ダマスカスのバスターミナルに着いたら中心街まではタクシーしかないとタクシー運転手に言われたけどちゃんとセルビスがあったし親切な地元の人が教えてくれた。
やっぱシリアは人がいいw。
泊まったアルハラメインホテルはシングル500シリアポンドとやや高い。しかも情報ノート目当てで行ったのにない。
シャワーもいきなり熱湯が出てきてヤケドしそうになったし。なんだかなー。そこまでいい宿じゃない気がする。
宿に荷物を置いた後は旧市街にあるイスラム第4の聖地ウヤマイドモスク、スーク、サラディーン陵、まっすぐの道などを観光した。




2006/12/19
今日は世界遺産のボスラに行こうと思ったがガイドブックにあったガラージュバラムケというバスターミナルはもぬけの殻。なんでー!
どうやら移転したらしい。やっぱり古いガイドブックはダメだなw。
しかも迷ってうろうろしてた時にホモにほっぺキスされるしw。最悪だ。
結局ボスラは諦めてダマスカスをぶらぶらすることに。
泊まってる宿の隣の宿にお邪魔して情報ノートを見せてもらったら新バスターミナルへの道順が書いてあった。
こっちの宿に泊まればよかったなー。
でもトランジットビザで再入国したため明日にはもうシリアを出なければいけない。
ボスラとかクネイトラとか行きたかった。特にボスラに行けばシリアの世界遺産全制覇になっていたから残念。
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