2006/11/20
船は空いていたので座席3つ使って横になって寝ることができた。そのおかげでさほど疲れも残らずギリシャのパトラに到着。エーゲ海が綺麗だ。


電車を乗り継いで午後4時にアテネ到着。2日がかりの移動を終えてほっと一息。
船と電車ではヴェネチアで交換してもらった東野圭吾さんの分身が面白すぎたのでずっと読んでいた。
宿に着いてもずっと読んでいたw。旅先で読む本はつまらない本のがいいかも。面白いとすぐ読み終わってしまうw。
2006/11/21
朝からパルテノン神殿へ。パルテノン神殿は工事中なのが残念だったけどなかなかよかった。建物だけじゃなくてアクロポリスの丘からの眺めとロケーションも素晴らしい。


できれば柱に寄りかかりながらアテネ市内を眺めつつゆっくり音楽でも聞きたかったところだったけど工事中だからできないw。
その後は古代アゴラ、ローマンアゴラ、ゼウス神殿、風の神の塔などを観て回ったけどやっぱりパルテノン神殿の後では劣って見えてしまう。


そんな中で意外と良かったのがパナシナイコスタジアム。ここはアテネオリンピックの開会式にも使われた競技場。
ここで聞く曲といえば一つでしょう!ゆずの栄光の架橋!
あの時の感動がよみがえる。体操団体の金メダルは本当に感動した。
そして野口みずきが女子マラソンで一位になってゴールした時の会場がここなんだなとしみじみ。

そして国会議事堂を見てからバスでダフニ修道院へ向かう。

修復中で中に入れなかったのもあるけどそれを加味しても正直微妙だったかなw。わざわざ行くほどでもないかなと思ったけどまあ一応世界遺産だからいいかw。
2006/11/22
パルテノン等の主要な見所は昨日大体見たので今日はのんびり寝る。
国立考古学博物館に行こうかとも思ったが起きたのが遅かったのでやめた。まあ大英、ルーブル、バチカンなどで彫刻とかは大分見たからもういいかなとw。
というわけでテッサロニキからイスタンブールへ行く電車を予約してから街歩き。
そして午後はスニオン岬のポセイドン神殿へ。バス停が凄くわかりにくかったがなんとか到着。
スニオン岬の夕陽は本当に素晴らしい!
地球の歩き方には「夕陽を見るには周到な計画が必要。何も夕陽にこだわる必要はない。朝だって綺麗」みたいなこと書いてあったけど実際に行ってみた感想は周到な準備をしてでも夕陽にこだわった方がいいと思うねw。
太陽が半分になり小さな丸になり点になりそしてエーゲ海の水平線の下にすっと消えていく・・・。




素晴らしく美しい。ロマン。スニオン岬のポセイドン神殿。ここの夕陽は本当にオススメです。
2006/11/23
今日はアテネからカランバカへ移動。電車が混んでて最初の二時間は座れず。きつかった。
カランバカに着いたら適当に目に着いた安そうなホテルに25ユーロで泊まる。その後洗濯して買い物。
6個入りのチョコマフィンが0,7ユーロでこれは安いと思って買ったら1個0,7ユーロで計4,2ユーロ取られたりとか色々ミスったけどwとりあえず三日分の食料を買いだめ。
そしてネット。1時間2,8ユーロと高かったけどイスタンブールの宿の予約が必要だったのとサッカー北京五輪予選の結果が気になったのでw。いやー本当に北京出場を決められてよかった!
その後は宿に戻って久々に一人部屋を満喫。
思えばずっとドミトリーに泊まってたからシングルに泊まるのはポルトガル以来だ(まあアウクスブルクのドミトリーで他に客がいなくて結果的に一人ということはあったけど)

2006/11/24
朝からメテオラへ。オフシーズンなのでバスはなくタクシーか歩きのみ。
ホテルの人にはタクシーを勧められたし凄く迷ったけどやっぱ歩きっしょ!w。トレッキングだと思えばいいのさ。
というわけでカランバカからのトレッキングコースを登る。やっぱりきついw。
でも「これくらいでへこたれていては世界の山どこも登れないぞ!」と思って頑張る。そして最初の修道院が見えてきた時は感動ものでしたね。





メテオラは本当に良かった。個人的にはパルテノンより良かった。
2006/11/25
朝早くからカランバカ発テッサロニキ行の電車に乗る。そして朝10時にテッサロニキ到着。
イスタンブール行の電車は夜の8時半発なので10時間暇。
荷物を預けて観光に行くことも考えたがバックパックが入るようなコインロッカーが無かったしこれといった見所もなかったので本を読んだり音楽を聴いたりして時間を潰すことに。
鷺沢萠さんのF落第生という本が面白かった。
この本を読んでいるとあれこれ悩んでも仕方ないように思えてくる。思えば旅行に来てからルートや所持金、治安のことなので毎日のように悩んでいる。しかしせっかく旅行に来ているんだから悩んでばかりでもつまらない。
その後ようやく電車の時間になるが来ない。駅員に聞いてみたら「天候が悪いから今日は運休」だと。なんでー!バスで行くしかないと言われるがバスは翌日のAM2時までないらしい。27時間後かよ!
10時間待ったのにまた27時間待つのかよ・・・。でももう夜も遅いし駅近くのホテルは高い。安宿を探し歩くのも危ない。
結局24時間オープンのカフェを見付けたのでそこで夜を明かすことに。まああれこれ悩んでも仕方ないと昼に思ったばかりなのでなるべく気にしないようにする。
2006/11/26
カフェで夜を明かしていた朝の5時頃とか本当にきつかった。
椅子だからもちろんあまり眠れないし最後にベッドで寝てからもう24時間近くになろうとしているのにバスが出るまであと20時間。
そしてバスで12時間移動するのでイスタンブールに着いてベッドで眠れるのは早くとも32時間後。さすがに絶望的な気分になった。
空腹や睡眠不足もきつかったけど何よりきつかったのが孤独。あと退屈。こっちに来てからメール一通、mixiのコメント一つがどれほど励みになるか。
朝になってカフェを出て駅に戻る。買い物をしたりテッサロニキの教会を見たり。それでも暇なので本を読んだり。本当に暇だった。
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