2006/10/9
飛行機の時間は18時半だが特にやることもないし風邪でだるかったので早めに空港に行って休むことに。
しかし空港に着いたのは朝の10時。さすがに早すぎたかw。ひたすら暇を潰してから搭乗。
それにしてもイベリア航空はひどい。TVないしリクライニングはしょぼいしなんといっても機内食やドリンクが有料というのが。LCCじゃないんだから。
スペインに着いたのは夜の20時半と遅かったので空港に泊まることにする。意外と寝れたw。
2006/10/10
空港で夜を明かして朝にユースホステルに行く。しかし開館前に行ったのに予約で埋まっているとは。予約は1週間先までいっぱいらしい。歩き方に人気のユースホステルとあったがまさかここまでとは。
ここで同じタイミングで断られていた日本人がいたので仲良くなる。名はタケシさんといってスターアライアンスで世界一周している人。
タケシさんと一緒に宿探しをする。結局中央広場近くのホステルに15ユーロずつ出し合ってシェア。
シャワーを浴びてからパエリアを食べに行く。歩き方に書いてあった有名店。20ユーロと高かったけど味はなかなかのものだった。さすが本場。
その後は宿でのんびりする予定だったが意外と空港で寝れたことで体力が回復していたので観光に行くことにする。
まずはマヨール広場へ。そして王宮を見てからプラド美術館へ。さすが世界三大美術館の一角。なかなかよかった。



そしてピカソのゲルニカがあるソフィア王妃芸術センターへ。正直ピカソの絵の良さは全然わからないんですがゲルニカには何かしらの凄みがあった。


見終わった後一瞬自分がどこの国にいるか忘れたくらい引き込まれた。ゲルニカは必見です。
2006/10/11
今日は昼にトレドを観光した後、夜行列車でポルトガルに行く予定なので早速ホテルをチェックアウトして駅へ。
スペインの駅はわかりずらい。しかも列が長い。でもまあ無事切符を取れたのでトレドへ。
トレドは評判ほどではなかったけど高台から見た時の町の風景はよかった。


でも迷いやすいし坂が多いから疲れる。ランチはイカ墨のパエリアを食べる。
トレドからマドリッドに戻ってアトーチャ駅からチャマルティン駅へユーレイルパスを使って移動。
アトーチャ駅案内口のおねーちゃんに「この電車もユーレイルパス使えるの?」って聞いたら「知らん」と言われる。おいおい案内係なのに知らんはないだろーw。
そんなこんなでチャマルティン駅からリスボン行の切符を買おうとするもなんとfull!しょうがないので1日先延ばし。そしてまたホテルを探すはめに。
しかし遅い時間だったので安いホテルはどこもfull。しょうがないので昨日と同じところに今度は一人で30ユーロ出して泊まる。
ああ余計な出費・・・。もう一泊シェアできたはずなのにタケシさんごめんなさいw。
2006/10/12
昨日時間がなくて行けなかったサンチャゴベルナベウスタジアムを観光。しかし見るだけなので30分くらいで終了w。やることがなくなってしまったw。

ヨーロッパに入って初めてネットをするが1時間2,2ユーロと半端なく高いのでメールの返事をするくらいで精いっぱい。
その後広場周辺をうろついてパントマイマーやストリートミュージシャンのパフォーマンスを見てそれなりに楽しむも体調が悪い。駅に行って休むことにする。といっても電車が出るまで10時間近くあるw。
体調悪い中ひたすら駅で10時間待つ。本当にきつい。この時は相当きつかった。本気で日本に帰りたいと思った。
小学校の教科書に漂流した人の話があって「極限状態では肉体が精神を支配する」と書いてあったけど本当にその通りだと思った。
2006/10/13
夜行列車でリスボンへ。朝焼けが綺麗。ちょっとだけ寝れたので少しだけ元気になった。
マドリッドに戻る電車を予約してからホテル探し。朝食に食べたエッグタルトがめちゃめちゃ美味しかった。
宿はユースホステルに行く予定だったけどロシオ広場の近くにシングル20ユーロと安い宿を見付けたのでここに決定。
ユースは16ユーロだけどドミトリーだし体調悪いからシングル20ユーロの方がいい。

しばらく休んでから行動開始。体調が悪くとも時間は無駄にできない。まずは電車で世界遺産の町シントラへ。でもここはおまけみたいなもん。
本当の目的はシントラからバスで行けるユーラシア大陸最西端の地ロカ岬。実際に行ってみると感動。



「ここに地終わり海始まる」と書かれている石碑が沁みる。スピッツの遥かを聞きながら今までの旅を思い返してみる。本当に遥かまで来たもんだ。リスボンに帰ったらリスボンのシャンゼリゼと呼ばれるリベルターデ通りを散策してから宿へ。長い1日だった。

2006/10/14
朝から市内観光。まずはサンジョルジェ城へ。リスボンは道わかりにくすぎだけど、とにかく標識に沿って丘を上へ上へ登っていったら辿り着いた。
丘の上から見たリスボンの街並みは本当に綺麗。ポルトガル凄くいい国。これで体調が万全だったら最高だったのにw。



サンジョルジェ城から帰ったらエッグタルトとスプライトを買ってロシオ広場でおやつ。そしてサンロケ教会へ。本当はケーブルカーが出てるけどけちって歩いて登るw。坂がきついw。
その後はベレンの塔を遠目から見て観光はおしまい。夜行列車に乗るために駅へ。もちろん歩きで。来るときはバスを使ったけど頑張れば歩けるな。1,3ユーロの節約だ。
でも今日の夜行列車は贅沢にクシェット(寝台車)。いやクシェットしか空いてなかったんですけどねw。寝心地は悪くない。
ただ途中でチケットとパスを回収されてちゃんと返してもらえるかちょっと不安だった。あと寝過ごさないか不安だったw。だからあまり眠れなかった。
2006/10/15
朝の9時にマドリッド到着。そしてバルセロナまでの夜行列車を予約。それまで12時間暇になってしまったw。
しかしマドリッドで観光するところはもうないし体調も悪いので音楽を聴いたり銀河鉄道の夜を読んだりして時間を潰す。
本当にきついw。マドリッドでは宿にいるよりも駅にいる方が長かったかもw。
2006/10/16
夜行列車で到着して朝から宿探し。日本人が経営するアルベルケアルコという宿へ。ここは掛布団別料金で2,5ユーロとせこいw。風邪気味だけどなんかむかつくから借りないw。
荷物を置いたら観光。まずは王の広場とカテドラルへ。それからカタルーニャ音楽堂、カサバトリョ、カサミラに行ってからサグラダファミリアとサンパウ病院へ。


サグラダファミリアはたしかに大きかったけどそこまで感動はしなかったかなー。でも彫刻の造りの細かさなんかはさすがガウディ。

その後パリまでの夜行を予約しようと駅に行くが、なんとストライキで土曜まで列車はないらしい!
しょうがないのでバスで行くことに。しかし81ユーロとかたけーよ!あーあ何のためのユーレイルパスなんだか。
この宿は日本人が多く集まるし知り合いもたくさん増えたけど今日はこのショックがでかかった。
2006/10/17
10時半のバスでアンドラへ。13時45分着。アンドラはピレネー山脈のど真ん中にあるということで景色はそれなりによかった。
でもそれだけw。何もないw。スーパーでランチ買って食べて終わり。15時のバスでバルセロナへ帰るw。

その後宿に帰ったが部屋の鍵を無くした!デポジットの10ユーロを失うハメに。厄日だ・・・。でも宿の日本人と話すのは楽しいw。
明日はフランスに行くがストでメトロも全部止まっているらしく、着いても身動きとれない可能性が。大丈夫だろうか。ちゃんと働けよフランス人!
2006/10/18
朝食を食べてからグエル公園へ。なかなかよかったしタダなのが最高w。

その後はカンプノウスタジアムへから見ただけでも迫力があってよかった。

しかし最近旅を心から楽しめてない気がする。インド後半からずっと苦しい旅が続いている。結膜炎になるわ風邪はひくわストで電車は止まるわ鍵を無くすわ。
夢だった世界一周だったはずなのに。こんなはずじゃなかったという気持ちになる。
まあでも国も変われば運も変わるかもしれない。宿に預けた荷物を取ってからバスターミナルへ。
夜行バスでパリへ向かう。宿で交換してもらった東野圭吾さんの幻夜という本が面白すぎてずっとバスで読んでいた。
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