2006/8/6
昨日わざわざ乗るバスを教えにきてくれたホテルのお姉さんのおかげで問題無くバスターミナルへ行けた。
朝からハノイへの直通バスへ乗り込む。今日でようやく中国大陸を脱出。広い広い中国大陸をバスで駆け抜けるのも今日で最後だ。
出入国審査では相変わらず中国人のKYっぷりにとまどっていたがその中に一人日本人を発見!早速声をかける。
名は田中さんといって50歳近いベテランパッカー。中学校の教師をしつつ合間の休みに旅をしているらしい。田中さんの助けもあってなんとか無事イミグレーションを通過。
日本人は15日以内ビザ不要のベトナムではあるがその条件の一つに「ベトナムを出国するための航空券を所持していること」というのがある。
自分は持っていなかったので「もし入国拒否されたらどうしよう」とかなり不安になっていたのだがいらぬ心配だったようだ。
というか入国審査はホント適当で積み上げられたパスポートに片っ端からスタンプを押していくだけ。顔も確認していないw。
そんなんでいいのかベトナムw。もし俺が国際的テロリストだったらどうすんだw。
ハノイに着くまで田中さんと行動をともにし、宿もツインルームをシェアすることにする。
今までの旅の話を聞くだけで勉強になるし色々アドバイスもしてくれた。さらにはビールまで奢ってくれて本当にいい人だった。
そして旅行会社に行ってホーチミンシティまでのオープンツアーバスと翌日のハロン湾ツアーを予約。英語が通じるって素晴らしい!まあ喋れないけど(ダメじゃんw)。
ベトナムは旅行会社の競争が激しいので自分で行くよりも全部旅行会社にまかせっきりにした方が逆に安くすむのです。そっちの方が楽ですし。
そういう意味で旅行会社にまかせっきりで旅行できるベトナムは結構旅行者にとっては優しい国かもしれない。中国とは大違いだw
2006/8/7
田中さんと別れてハロン湾ツアーへ。途中で同じツアー参加者でNGO活動のためにベトナムにきているという日本人の方と仲良くなる。
ハロン湾といえば海の桂林と呼ばれているほど景観が素晴らしいことで有名。世界遺産にも登録されている場所である。
自分はもうすでに桂林に行っているので両者の比較が楽しみだったのだが感想としては美しさなら桂林、壮大さならハロン湾といったところか。
海だからとにかく視野が広いのである。これは桂林にはない魅力だ。
それにツアー台も20ドルと桂林より全然安いしw。まあベトナムの中では高いんですが。


ハロン湾を満喫してからホテルに戻ったんですがここで問題発生。宿側の手違いで部屋をドミトリーにされていた・・・。うぜー。
さらに宿の食堂で食事をしてたらGがつく黒い悪魔が(自主規制)だし。それにスタッフの対応が悪すぎ。
ハノイスピリットハウスは最悪です。桂林の金桂賓館とハノイのハノイスピリットハウスは今までの最悪宿トップ2ですw
南寧のホテルに歯ブラシを忘れたので歯ブラシを買おうと思ったがなかなか買えない。社会主義だからスーパーとかコンビニみたいなものがない。不便だ。
2006/8/8
ドミトリーで日本に一時帰国する夢を見る。すごいリアルな夢で日付も場所も同じ。
日本を出て一週間。辛いことも色々あったけど多分この一週間で普通の人が一年かけてするくらいの経験を積んだ気がする。
そしてこの旅が終わったらほとんどの人が一生かけても経験できないほどの体験を積んでいるのだろう。
この経験を大切にしたいと切に思う。
夢から覚めて朝七時に起床しホーチミン陵へ。行く途中に食べた朝ごはんは1万ドンのフォー。めちゃめちゃ美味い。
ホーチミン陵は文字通りホーチミンさんのお墓。亡くなった時のままここでずっと眠っており、我々観光客でもその死相を見ることができるのである。
ホーチミンさんはさすがに威厳があった。毎日のように何千何万という人に自分の死相を見られてホーチミンさんはどう思っているのだろう。死してなお民を見守ってくれているのか。
それとも「あーもう毎朝うっせーなー。死んでるんだからいい加減一人で寝かせてくれよー」とでも思っているのだろうかw。
しかしこれほど民に愛された指導者は日本にはいないな。
朝七時に早起きしてわざわざホーチミンさんの遺体を見に行く自分も自分だがw。
その後はホーチミン博物館など市内の見所を一通りバイタクでまわってからホテルへ戻る。
といっても戻った時間はまだ午前11時。夜のバスまでまだまだ暇だ・・・。仕方ないのでネットをやったりカフェに行ったりして午後はだらだらと過ごした。

↑ホーチミン廟。ここにホーチミンさんが眠っています。
2006/8/9
夜行バスでハノイからフエへ。バスの中で気さくなドイツ人カップルと仲良くなるがやっぱり夜行バスは寝られん。苦手。隣のKYベトナム人がすげーよりかかってきてうざかったw。
フエに到着したらバイタクであらかじめ目星をつけていたビンジュオンという宿へ。この宿は素晴らしい!
バルコニー、バスタブ、ホットシャワー、冷蔵庫、衛星テレビ、日本人スタッフというこれだけ充実した内容でたったの10ドル。
NHKも観れるのでなんとなくつけてみたらちょうど長崎原爆の式典をやっていた。今日は8月9日だ。黙祷。そして日本を思い出してしみじみ。
夜行バスの疲れがあったので昼寝してから夕方に行動開始。まずはバスを予約しようと旅行会社へ向かうが住所が変わっててあせる。
でもいろんな人に聞きまくってなんとか予約成功。よかった。そしてホテルで翌日の市内観光ツアーも予約。世界遺産フエをめぐるツアー。今から楽しみだ。
2006/8/10
朝からバイタクでフエ観光。世界遺産に登録されている数々の見所をめぐった。なかなか充実していた。さすがはベトナムの京都と呼ばれるだけのことはある。




そして午後は町を散歩。ランチは15000ドンのフォー。相変わらず美味しい。
夕飯はホテルでビーフ。27000ドン。夜はNHKを観ながらのんびり。なんで海外で観るNHKはこんなに面白く感じるのだろう
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